第2回:防災:避難所運営ゲーム(HUG)

第2回防災では、7チームに分かれ、「避難所運営ゲーム(HUG)」を実施しました。HUGは、静岡県が開発したものですが、今回は、参加者が置かれている状況や出来事(イベント)については、参加者が短時間で、よりいろいろ考えることができるよう、独自に工夫しました。

 

その後、チームごとの話し合い、チーム間での情報共有の後、テーブルを並べ替えて10テーブルとし、「今日、参加してどんなことを大事にしていきたいと思いますか」について話し合い、そこで出た意見を全体共有しました。

 

HUG体験については、「2回目だけど、パニック、何度も練習が必要」というご意見に代表されるように、特に初めての方は、押し寄せる避難者をどのように捌くか頭がいっぱいという印象でした。これがゲームではなく、実際に起きたことだったらどんなに大変だろうという感想が多くありました。

 

このゲームでは、最初に避難所に来た人が本来の避難所運営者が来るまでの間、ともかく押し寄せる避難者をなんとか捌くという前提で実施しましたが、「何の権限もない人に、避難者が従うのか、納得してくれるのだろうか、実際なら文句が出るかもしれない」というご意見もありました。

 

「マネジメントができるリーダーを日ごろから養成しておく必要があるのでは」、「避難所の情報を明示する工夫が必要」、「女性、高齢者、障害者、病人などへのきめ細かい配慮が必要だが、一方で命の優先順位を付けるのが難しい」、「地域ごとに固まってもらってそのなかでリーダーを決めてもらうのが良いのでは」、「全壊でない人には、自宅に戻ってもらうというのも選択肢の一つかも」などの意見が出ました。

 

交流会では、西東京市危機管理室から頂戴したアルファ米を試食しました。

 

現在、この避難所運営ゲーム(HUG)は、ゆめこらぼが普及に努めており、いろいろな団体からの要望にお応えしています。田無スマイル大学は、ゲーム運営でお手伝いをしています。

 

ゆめこらぼさんに協力して実施したHUGは、2013年度11回くらいになります。2014年度にも引き続き需要があります。

FS2013.2.10報告書旧バージョン.pdf
PDFファイル 1.4 MB
セプロス情報誌.pdf
PDFファイル 1.1 MB